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10、コトラーのマーケティングをケアマネが語ってみる~龍カルロスの煩悩~1分間コトラー 041~043

マーケティングというと小難しい気がする
そんな喰わず嫌いを打破するために、「1分間コトラー」を読んだ感想を介護事業に読み替えてみるシリーズ

ま、僕の煩悩と妄想には変わりないので、マーケティングの入り口として、気軽に読んで欲しい
*「1分間コトラー」は下記より購入できます

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目次

1分間コトラー


041

マーケティングは、1日あれば学べる。
だが、使いこなすには一生かかる。

P・コトラー


僕もこの言葉にグッと来た
確かに、この「1分間コトラー」を読むだけでも、なんとなく理解はできる
しかし、使いこなすとなると、とても大変なことだろう
世界はものすごいスピードで変化しており、その激しい変化の中で、常に結果を求められるのがマーケティング

知識」というモノはそういうものだ
「知識」は使いこなして初めて「知恵」になる

介護の世界も同じだ
例えば介護福祉士
例えば介護支援専門員(=ケアマネ)

どちらも実務経験などを経て、試験を受ける
介護福祉士の合格率は73.7%だが、合格したとたんベテラン扱いになりがち・・・
本来、介護と福祉の専門家としてスタートラインに立ったばかりなのに・・・

介護支援専門員の合格率は10.1%と狭き門
しかし、合格したからといって、いきなりベテランケアマネのように仕事を振られることは少ない
振られることもある・・・ ちなみに僕がそうだった・・・

どちらの資格も介護と福祉の専門家の証
介護福祉士、ケアマネとも長年経験しているからといって、すべてを知り尽くしているという事はありえない

介護福祉士も、ケアマネも、一生学びと共にある
それは、対人援助を生業としているから


042

滅的な打撃を与えるのは、たちの悪い模倣者より、破壊的威力を秘めたテクノロジー。

P・コトラー


これは誰もが簡単に想像できる代表格がある
そう、amazon
ネットでの書籍販売は結構前からあったが、amazon の登場によって、書籍の市場は一変した
町の本屋が次々に消える
まさに破壊的威力

では介護福祉の世界ではどうだろう
訪問介護というカテゴリーで考えてみよう

そもそもなぜ訪問介護=ヘルパーというカテゴリーが存在するのか?
訪問介護は自宅にヘルパーを派遣し、必要なケアを行うのが仕事だ
いわゆる家庭内労働の外部発注
その歴史は古く、大正時代には「女中」と呼ばれる職業がこれに当たる
その後「家政婦」として介護保険発足まで活躍していた
家庭内労働は炊事洗濯から育児、介護までを「家政婦」が担っていたが育児に関して「保育所」が広く普及し、対価を得て育児を専門に行う職業が生まれる
家庭内労働のうち、高齢者に対する介護の専門職として「家政婦」のカテゴリーから「訪問介護」というカテゴリーが生まれた
いまでは昔ほど「家政婦」という職に就く方は1990年代をピークに、衰退しているといえるだろう
細かく言うと家政婦協会が中心となり、訪問介護というカテゴリーの誕生を後押ししたのだが、「家政婦」という職種から「訪問介護」という職種へ多く移行した事は事実
「家政婦」という職業にとって「訪問介護」は破壊的な威力を秘めていたともいえる

そして今度は介護保険の要である「介護支援専門員」に対して、破壊的になるかもしれない脅威が迫っている

そう、AI人工知能


ネットで検索すれば、多くのニュースを目にする
現段階では、人間にとって代われるほどではない
しかし、いつの時代もテクノロジーは世界に大きな変革をもたらせている
うかうかしてられないのである

ケアマネの皆さん!
コピープランや、ご家族の御用聞きしてる場合じゃないですよ!


043

まずなすべきことは、計画を外部に売り込むことではなく、内部に売り込むことである。

P・コトラー


痛い話だ・・・
どんなに優れた計画も、実行できなければ意味はない
計画するだけではだめ
実行するまでを想定しなければならない

介護福祉業界では、「業務改善」に多くの労力を割いてる場合がある

「業務改善」の話になると必ず生まれるのが「抵抗勢力
人は所詮保守的なのだから、「変わる」ことに大きな抵抗感がある

人は思うとおりに動かない

アドラーカーネギー などがいっている
人が思うとおりに動かないのは、自分も人の思うとおりに動いていない
単純だ
自分が嫌な事は、相手も嫌なのである
相手を動かそうとしたときに、貴方は
どういう経緯
どのタイミング
どうのような態度
どんな言葉
えましたか?

動いて欲しい理由を語るとき、正当性の主張に終始していないか?
相手に期待しすぎていないか?
相手の話=意見を聞いたか

コンサルタントの研修を受けたとき感じたこと
・聞き分けのない依頼者への対応はどうしているのか?

「こいつ、わかってねーなー」
なんて云ってると、金にならんし、そもそも大手のコンサルタントって、目が飛び出るような金額で請け負っているから、相手が聞き訳がないからといって、依頼を断るなんて事はしないだろう

しっかり相手を分析し、あの手この手で「動いてくれる」ように仕向けているのだろう
ケアマネだと、ご利用者やご家族を説得する場面が出てくることがある
こういう考え方は、大いに参考になるだろう

まとめ


いかがだっただろうか?
今日の記事はコトラー博士だけではなく、カーネギーやアドラー博士まで登場
マーケティングはやはり対人援助
物を作るのも、売るのも、買うのも、みんな
だからこそ、対人援助の専門家である介護福祉業界にも大いに通ずる
ぜひ、この記事を入り口に、多くを学んで欲しい
僕から学んでも、大したことにはならないので悪しからず

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この記事を書いた人

本名:玉城竜一
沖縄で介護福祉の仕事をしています
福祉介護について色々な情報発信を書いてます
僕の煩悩と妄想にお付き合いくださいwww

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